令和4年7月1日(金)
宿泊した HOTEL R9 The Yard 垂井 (岐阜県不破郡垂井町)を午前6時に出発して、福井県坂井市丸岡町に向かいます。
午前7時過ぎに国道8号線で滋賀県・福井県の県境を越えて、滋賀県長浜市西浅井町➡福井県敦賀市へ
午前10時から、福井県坂井市丸岡町下安田 西 富治雄さんの圃場を視察
参加者は、
島根県鹿足郡吉賀町 もりした農園 森下 保さん
岐阜県養老郡養老町 アグリ・オノ 小野 友邦さん
熊本県天草市河浦町 ㈱愛らん農園 倉田 晋幸(くにゆき)さん
熊本県天草市河浦町 ㈱愛らん農園 岡本 法人(のりと)さん
福岡県糟屋郡須恵町 ㈱日食 内田
JA福井県 農業戦略部 米穀販売課 S課長
の6名です。
福井県坂井市丸岡町下安国 西 富治雄さん
西 富治雄さんから、特別栽培米(認証区分1)コシヒカリを分けていただいてます。
特別栽培米(福井県認証区分:1)コシヒカリ
化学肥料:不使用
農薬:不使用
有機質肥料100%栽培(マルイ有機 ラクト菌入り)
西 富治雄さんの無農薬コシヒカリ圃場は、オタマジャクシ・アメンボ・スッポン・ザリガニ・ヤゴ・ドジョウと種類・数が多くて、ものすごく賑やかです。
今日のお昼ごはんは、福井県坂井市坂井町下兵庫 レストラン朱雀でいただきます。
日替わりランチ(ハンバーグ・ざるうどん)1,100円
ごはんは契約栽培したコシヒカリなので、つや・粘りがあって美味しかったです。
福井県坂井市丸岡町舟寄 コシヒカリ生みの親である石墨 慶一郎博士の銅像
1944年(昭和19年)に、新潟県農業試験場により「農林22号」と「農林1号」との交配が行われましたが、この雑種は戦時下の状況悪化のため翌年の栽培は見送られました。
1946年(昭和21年)の戦争終了後に育種事業が再開
1947年(昭和22年)には、雑種第二代の栽培と選抜が行なわれました。
選ばれた雑種第三代の種子の一部(20粒とも伝えられる)は、福井農事改良実験所(現:福井県農業試験場)に送られ、福井県で育成が行なわれることになりました。
福井県での担当者は、石墨慶一郎さんと岡田正憲さんです。
福井県での1948年(昭和23年)から1952年(昭和27年)までの育種の結果、有望な2系統が育成され、「越南14号」「越南17号」の系統名が与えられました。
越南14号は後に、農林91号として登録された「ホウネンワセ」です。
石墨博士が育成したホウネンワセは1962年から1966年まで5年間全国一の作付品種になりました。
石墨博士はホウネンワセ(越南14号)の育成について「農林22号と農林1号の組合せから農林1号のもつ早生・多収・良質の長所を受け継ぎながら、いもち病に強い安定多収の越南14号を育成したときの喜びは今も忘れられない」と回顧しています。
また、後にコシヒカリとなった越南17号は、雑種第三世代で出穂期・草丈・草型が揃い、早くから実用的に固定していたが、草丈が長くて倒れ易く、いもち病に弱い大きな欠点を持っていたので、捨てようかと迷いながら、できるだけ短い系統を選んできました。
もしも安定多収の越南14号の育成に浮かれていたら、越南17号を捨てていたかも知れない。
熟色と米質のきれいなことに引かれてもう1年検討することにしたが、この熟期でめぼしいものが無かったこともあって、翌28年に越南17号の系統を付けたと記しています。
1955年(昭和30年)に越南17号は、新潟県・千葉県の奨励品種となりました。
1956年(昭和31年)に越南17号は農林100号として登録されて、「越の国に光輝く米」と言う願いを込めて「コシヒカリ」と命名されました。
コシヒカリは1979年~2021年まで42年間にわたり作付面積第1位を続けています。
2022年(令和4年)も作付面積第1位で33%前後のシェアになりそうです。
経歴と業績
石墨慶一郎博士は大正十年(一九二一年)七月、高椋村(現坂井市丸岡町)舟寄に生まれた。
昭和十八年 宇都宮高等農林学校を卒業、昭和二十一年より福井県農事試験場(現農業試験場)に勤務し、昭和五十二年 農業試験場長として退職された。
この間、昭和三十一年に博士が育成した「コシヒカリ」は、卓越した美味しさが全国で支持され、昭和五十四年から三十年間以上 作付日本一を続け、現在も四割近い圧倒的シェアを占めている。
博士は「ホウネンワセ」でも五年間日本一になるなど、水稲育種家として輝かしい実績を残した。
退職後は福井県立短大で後進の指導に当たる傍ら、自宅で有機栽培米作りに従事し、平成十三年(二〇〇一年)五月逝去された。
享年七十九歳、法名「釈 越光」。
昭和五十二年 名古屋大学より農学博士号授与、平成四年 勲五等瑞宝章受章、農林水産大臣賞、自治大臣賞など多数受賞。
13時から、福井県坂井市坂井町徳分田 農事組合法人 徳分田農園を圃場視察
参加者は、
島根県鹿足郡吉賀町 もりした農園 森下 保さん
岐阜県養老郡養老町 アグリ・オノ 小野 友邦さん
熊本県天草市河浦町 ㈱愛らん農園 倉田 晋幸(くにゆき)さん
熊本県天草市河浦町 ㈱愛らん農園 岡本 法人(のりと)さん
福岡県糟屋郡須恵町 ㈱日食 内田
JA福井県 坂井基幹支店 米穀施設課 イケメン T さん
の6名です。
農事組合法人 徳分田農園さんから、特別栽培米(福井県認証区分:3) あきさかり を分けていただいてます。
特別栽培米(福井県認証区分:3)あきさかり
化学肥料:不使用
農薬:当地比 5割減
有機質肥料100%栽培(マルイ有機 ラクト菌入り)
令和3年産あきさかりは、【サタケ炊飯食味計 STA1A】92点の高い食味値でしたので、令和4年産米も期待しながら収穫を待ちたいと思います。
14時から、福井県あわら市清間 ㈱田川農産を訪問
令和2年産米から、特別栽培米(福井県認証区分:3) あきさかり を分けていただいております。
特別栽培米(福井県認証区分:3)あきさかり
化学肥料:不使用
農薬:当地比 5割減
有機質肥料100%栽培(マルイ有機 ラクト菌入り)
育苗ハウスを利用した、ぶどうの栽培(シャインマスカット)を見せていただきました。
森下 保さんは親戚がぶどう栽培をされているので、島根県吉賀町の方言混じりで色々と質問攻めしてました ( *´艸`)
今年の秋=令和4年産 新米から稼働する、㈱田川農産の新しい乾燥施設も見せていただきました。
昨今の原材料高騰の影響で、予定より2割ほど予算オーバーとのことでした Σ( ̄□ ̄lll)
乾燥機・放冷タンクは新品
6インチ籾摺り機・色彩選別機・屑米選別・計量×2ラインで、フレコンと30kg紙袋のどちらにも対応出来ます。
田川農産の奥様ブログに載せていただいてます。
田川社長と奥様のお人柄、仕事に対する姿勢や考え方に感銘と刺激を受け、今月末から始まる令和4年産 新米の集荷を頑張ろうと思った次第です (ง๑ •̀_•́)ง
15時半から、福井県坂井市丸岡町 株式会社みやざき農園の圃場を視察
特別栽培米(認証区分3)コシヒカリ を分けていただいてます。
特別栽培米(福井県認証区分:3)コシヒカリ
化学肥料:不使用
農薬:当地比 5割減
有機質肥料100%栽培(マルイ有機 ラクト菌入り)
丁寧な溝切り(田んぼに溝を切り、排水口に繋げておく作業)が為されたみやざき農園のコシヒカリ圃場
溝を切って田んぼに水路ができることで、
① 田んぼの水はけをスムーズにする=排水・中干しがやり易くなる。
② 土中に溜まっている硫化水素やメタンガスなどの有毒ガスが抜ける。
③ 稲刈りでコンバインが田んぼに嵌まり難くなる。
以上の様な効果があると言われています。
福井県坂井市丸岡町 株式会社みやざき農園 宮嵜 恵介さん
みやざき農園では、稲作の全面積38ha(令和4年産)で 稲が栄養を必要としているタイミングで肥料を撒く『分施 ( ぶんせ )』という方法を取り入れています。
水稲用一発肥料=プラスチック被覆肥料は、使用しません!
作物が栄養をほしい時期に、 必要な栄養素と必要な量を撒くことで、均一で高品質な美味しいお米に仕上がります。
安心して美味しいお米を食べてもらいたい、 その思いを込めて米づくりに励んでいます。
水稲用一発肥料=プラスチック被覆肥料は、日本の水田のおよそ6割で利用されています。
肥料成分が一粒一粒プラスチック殻で覆われているために、肥料溶出後はプラスチック殻=マイクロプラスチックが水路➡河川➡海へと流出して環境破壊がどんどん進行しています。
㈱日食は、化成肥料の水稲用一発肥料=プラスチック被覆肥料の土壌・水路・海への汚染を少しでも避けるために、有機質肥料100%栽培で契約栽培をしています。
儲け至上主義の大手化成肥料メーカーは、紫外線でプラスチック殻=マイクロプラスチックが分解されて安全だと嘘の論文やデータ等で言い張っていきましたが、一部の大学の研究者の調査などで虚偽が暴かれつつあります。
流出するマイクロプラスチック 稲作で使う○○が海や川に ←読んでみてください!
福井県坂井市三国町宿3丁目 民宿・釣船いたもと に宿泊させていただきました。
旬のお値打ち海鮮コース 9,900円(税込) 1泊2食付き
・お造り
・煮魚
・旬の酢の物
・焼き魚 or 酒蒸し
・カレイのから揚げ
・貝料理
・えびの海鮮サラダ
・ご飯 汁物 漬物 果実
民宿の方がひいてくれた布団を隅にどけて、日付が変わるまで飲んでいたおバカ男子達の証拠写真
明日の午前5時のサンセットビーチ散策に参加出来ない おバカ男子が二人いましたとさ・・・