令和4年6月22日(水)
令和3年産 特別栽培米にじのきらめき 1等 8/31サンプル 産地特選米 の外観品質
(生産地)鹿児島県肝属郡東串良町
(生産者)大幸農産 中島 正幸
化学肥料:不使用(有機質肥料100%栽培米)
農薬:5割以上削減
試験精米【山本製作所 タテ形精米方式 ライスパル VP-31】
品種:令和3年産 にじのきらめき 1等
水分:14.0%
室温:24℃
流量
1回目:3
2回目:3
抵抗
1回目:2.0
2回目:2.0
今日のごはんの試食
令和3年産 特別栽培米にじのきらめき 1等 8/31サンプル 産地特選米 の試食です。
ごはんの艶やかさ・粘りは、先日試食したなつほのかの方がやや優れています。
ごはん粒表面の粒感(コシ)は、にじのきらめきの方がしっかり感があります。
なつほのかは、葉いもち病 が “やや弱” でそこが泣き所、もう少し耐性があったら言う事無しの品種
にじのきらめきは、短稈(たんかん)で耐倒伏性に優れ、栽培は容易で多収です。
にじのきらめきは、産地銘柄申請が相次いでおり大人気ですが、個人的にはなつほのかの方がやや美味しさは上回ると思います。
新品種にじのきらめき(北陸263号)
☆農研機構 中央農業研究センター 北陸研究拠点(新潟県上越市)で、
高温耐性に優れた西南136号 後の なつほのか を母、
極良食味の 北陸223号 を父
とした交配から育成した品種です。
☆育成地(新潟県上越市)での出穂期はコシヒカリとほぼ同じです。
成熟期はコシヒカリより4日から5日程度遅くなります。
☆稈長はコシヒカリよりもかなり短くなります。
☆育成地(新潟県上越市)での玄米収量はコシヒカリに比べて標肥栽培で15%程度、多肥栽培で30%弱の多収です。
☆千粒重はコシヒカリよりも2g程度重くなります。
☆玄米外観品質 はコシヒカリより明らかに優れます。
☆食味はコシヒカリと同等の評価です。
☆耐倒伏性は強、穂発芽性は難、葉いもち圃場抵抗性は中、穂いもち圃場抵抗性はやや強、縞葉枯病には抵抗性、白葉枯病抵抗性はやや弱、高温耐性はやや強です。
☆栽培適地は、コシヒカリの栽培が可能な北陸から関東以西です。
今日の食味値結果
令和3年産 特別栽培米にじのきらめき 1等 8/31サンプル 産地特選米
(生産地)鹿児島県肝属郡東串良町
(生産者)大幸農産 中島 正幸
化学肥料:不使用(有機質肥料100%栽培米)
農薬:5割以上削減
玄米タンパク 7.6%
静岡製機 TM3500 玄米食味値 74点
白米タンパク 6.8%
静岡製機 TM3500 白米食味値 75点
サタケ STA1A 炊飯食味値 89点
水加減 米1:水1.48倍
約90分 浸漬