令和3年5月31日(月)
試験精米【山本製作所 タテ形精米方式 ライスパル VP-31】
今日のごはんの試食
令和2年産 にじのきらめき ② 産地特選米 の試食です。
ごはんのつやが良く、しっかりした粒感がありながら、適度な粘りがありました。
最近デビューした新品種の中でも、
☆ 短稈(たんかん)で倒伏に強くて栽培しやすい
☆ 高温登熟でも外観品質が良い
☆ コシヒカリと遜色ない美味しさ
の特徴があり、作り易さ・品質・食味の三拍子が揃ったお米です。
新品種にじのきらめき(北陸263号)
☆農研機構 中央農業研究センター 北陸研究拠点(新潟県上越市)で、
高温耐性に優れた西南136号 後の なつほのか を母、
極良食味の 北陸223号 を父
とした交配から育成した品種です。
☆育成地(新潟県上越市)での出穂期はコシヒカリとほぼ同じです。
成熟期はコシヒカリより4日から5日程度遅くなります。
☆稈長はコシヒカリよりもかなり短くなります。
☆育成地(新潟県上越市)での玄米収量はコシヒカリに比べて標肥栽培で15%程度、多肥栽培で30%弱の多収です。
☆千粒重はコシヒカリよりも2g程度重くなります。
☆玄米外観品質 はコシヒカリより明らかに優れます。
☆食味はコシヒカリと同等の評価です。
☆耐倒伏性は強、穂発芽性は難、葉いもち圃場抵抗性は中、穂いもち圃場抵抗性はやや強、縞葉枯病には抵抗性、白葉枯病抵抗性はやや弱、高温耐性はやや強です。
☆栽培適地は、コシヒカリの栽培が可能な北陸から関東以西です。
今日の食味値結果
令和2年産 にじのきらめき 圃場:2 産地特選米
有機質肥料100%栽培(自家製ボカシ肥料)
農薬使用:当地比8割減(除草剤1回)
(生産地)大分県中津市本耶馬渓町
(生産者)井上 幸宏・国宏
玄米タンパク 7.6%
静岡製機 TM3500 玄米食味値 72点
白米タンパク 6.5%
静岡製機 TM3500 白米食味値 78点
サタケ STA1A 炊飯食味値 85点
水加減 米1:水1.456倍
約60分浸漬