令和3年4月23日(金)
試験精米【山本製作所 タテ形精米方式 ライスパル VP-31】
今日のごはんの試食
令和2年産 つきあかり 1等 の試食です。
熊本県の同業者からお付き合いで買ったお米です。
安い業務用米が必要な福岡市内米穀店向けに卸売りしています。
炊き上がりのつやはまずまずで、しっかりした粒感がありました。
ねばりは控えめで、ややあっさりした食感でした。
新品種つきあかり(北陸255号)
☆農研機構 中央農業研究センター 北陸研究拠点(新潟県上越市)で、
宮崎県の在来品種 かばしこ を母とし、
極良食味品種 北陸200号 後の みずほの輝き を父
としたF1に多収の 北陸208号 を交配して育成した品種です。
☆育成地(新潟県上越市)での出穂期はコシヒカリよりも1週間早く、あきたこまちとほぼ同じです。
☆育成地(新潟県上越市)での成熟期も あきたこまち とほぼ同じで、コシヒカリ より2週間早くなります。
☆穂数は あきたこまち よりも少ないですが、穂長は長く、草型は「偏穂重型」です。
☆稈長は あきたこまち よりも短く、葉色は あきたこまち よりもやや濃い品種です。
☆耐倒伏性はやや強く、育成地での玄米収量は あきたこまち に比べて標肥栽培で9%程度、多肥栽培で8%程度の多収です。
☆千粒重は あきたこまち よりも2g 程度大きくなります。
☆玄米外観品質 は コシヒカリ よりも優れますが、あきたこまち と同等かやや劣ります。
☆高温登熟はやや強ですが、腹白が出る場合があります。
☆食味は コシヒカリ と同等以上の評価です。
また、炊飯後4時間保温した場合でも コシヒカリ と同等以上の評価です。
☆栽培適地は、あきたこまち の栽培が可能な東北中南部、北陸、関東以西です。
(生産地)熊本県球磨郡あさぎり町
(生産者)尾方 球三郎
JAくま
玄米タンパク 8.4%
静岡製機 TM3500 玄米食味値 68点
白米タンパク 7.0%
静岡製機 TM3500 白米食味値 73点
サタケ STA1A 炊飯食味値 79点
水加減 米1:水1.454倍
約70分 浸漬