令和4年1月7日(金)
令和3年産 にじのきらめき② 産地特選米 の玄米外観品質
(生産地)大分県中津市本耶馬渓町
(生産者)井上 幸宏・国宏
化学肥料:不使用(自家製ぼかし肥料)
農薬:当地比 5割以上削減
試験精米【山本製作所 タテ形精米方式 ライスパル VP-31】
品種:令和3年産 にじのきらめき
水分:13.9%
室温:9℃
流量
1回目:3
2回目:3
抵抗
1回目:2.2
2回目:2.2
今日のごはんの試食
令和3年産 にじのきらめき② 産地特選米 の試食です。
きらめきというネーミングに相応しく、つや・光沢が素晴らしい&白さが際立つごはんに炊き上がりました。
適度な粘りとしっかりした粒感がありました。
最近デビューした新品種の中でも、
☆ 短稈(たんかん)で倒伏に強くて栽培しやすい
☆ 高温登熟でも外観品質が良い
☆ コシヒカリと遜色ない美味しさ
の特徴があり、作り易さ・品質・食味の三拍子が揃ったお米です。
新品種にじのきらめき(北陸263号)
☆農研機構 中央農業研究センター 北陸研究拠点(新潟県上越市)で、
高温耐性に優れた西南136号 後の なつほのか を母、
極良食味の 北陸223号 を父
とした交配から育成した品種です。
☆育成地(新潟県上越市)での出穂期はコシヒカリとほぼ同じです。
成熟期はコシヒカリより4日から5日程度遅くなります。
☆稈長はコシヒカリよりもかなり短くなります。
☆育成地(新潟県上越市)での玄米収量はコシヒカリに比べて標肥栽培で15%程度、多肥栽培で30%弱の多収です。
☆千粒重はコシヒカリよりも2g程度重くなります。
☆玄米外観品質 はコシヒカリより明らかに優れます。
☆食味はコシヒカリと同等の評価です。
☆耐倒伏性は強、穂発芽性は難、葉いもち圃場抵抗性は中、穂いもち圃場抵抗性はやや強、縞葉枯病には抵抗性、白葉枯病抵抗性はやや弱、高温耐性はやや強です。
☆栽培適地は、コシヒカリの栽培が可能な北陸から関東以西です。
今日の食味値結果
令和3年産 にじのきらめき② 産地特選米
(生産地)大分県中津市本耶馬渓町
(生産者)井上 幸宏・国宏
化学肥料:不使用(自家製ぼかし肥料)
農薬:当地比 5割以上削減
玄米タンパク 7.0%
静岡製機 TM3500 玄米食味値 78点
白米タンパク 5.9%
静岡製機 TM3500 白米食味値 83点
サタケ STA1A 炊飯食味値 91点
水加減 米1:水1.465倍
約70分浸漬
【静岡製機 食味分析計 TM3500】のバイアス調整を行います。
静岡製機㈱の社内調整企画
水分・タンパク質は、±0.2%以内
アミロースは、±0.6%以内
脂肪酸度(玄米のみ)は、±2.0%以内
スコアは、±3.0%以内
㈱日食は、
水分・タンパク質・アミロースは、±0.1%以内
脂肪酸度(玄米のみ)・スコアは、±1.0%以内
にするために、3~4ヶ月毎(年に3回)にバイアス調整を行っております。
基準米を入れて測定➡メーカー指定値との誤差をバイアス調整します。
【静岡製機 食味分析計 TM3500】の調整をここまで徹底的にする人は居ないとメーカーさんに言われます。
もう、これ以上調整できないという所までやりました 😅
㈱日食 内田は、【静岡製機 食味分析計 TM3500】を基準米に日本一合わせている変態だと思います。