兵庫県但馬 美方郡香美町村岡区熊波の【熊波の棚田】に立ち寄りました。
コシヒカリを稲木に架けて、天日干し(自然乾燥)で乾燥させています。
涼やかな秋風と稲わらの良い香りがします。
下の棚田から稲束を持って上がり、稲木に架ける作業はとても重労働です。
自然乾燥・脱穀(籾と稲わらを分ける)あとの稲わらは但馬牛に与えられ、牛糞堆肥は棚田に入れて来年の米作りの肥料になります。
棚田での米作りは、規模拡大が出来ないうえに平野の何倍もの手間暇がかかります。
熊波の棚田で但馬牛の堆肥&自然乾燥のコシヒカリを育てる南部孝春さんは、冬は杜氏として大阪府高槻市富田町 清鶴酒造㈱に出稼ぎに行かれています。
熊波の棚田と稲木干しの風景が来年も見られるように祈りながら、棚田を後にしました。