令和2年3月30日(月)
1995年(平成7年式 ) 走行距離110万キロ超えの㈱日食のトラック
ディーゼルエンジンオイルの指定が、CC・CD・CEなのが25年の時間経過を感じさせます。
J08C NA(自然吸気)
直列6気筒 内径114mm×行程130mm = 7,961cc
噴射ポンプ➡コモンレールではない
EGR(排気再循環)➡無し
DPF(ディーゼル排気微粒子除去フィルター)➡無し
今入っているオイルが、JXTGエネルギー ディーゼル DH‐2/CF‐4 10W‐30
CC・CD・CE指定からすれば、CF‐4なのでかなり上位グレード
20Lペール缶×2缶使用したのですが、オイル交換から3,000~4,000kmで必ず燃費が5%前後低下します
CF‐4なので、2万キロ交換でいけるかと思ったのですが、1万キロで交換しました。
グループ1の鉱物油+添加剤の組み合わせだと思われます。
お値段が6,150円/20L(税・送料込み)なので、お値段相応ですね!
燃料の軽油は環境規制に対応して、DPFに悪影響を及ぼす硫黄分を減らす低硫黄(サルファーフリー)化がすすめられました。
1992年(平成4年)に5,000 ppm ➡2,000 ppm
1997年(平成9年)は2,000 ppm➡500 ppm
2005年(平成17年)から500ppm➡50 ppm
2007年(平成19年)から50ppm➡10 ppm
㈱日食のトラックは1995年(平成7年)なので、軽油の硫黄分が2,000ppm~500ppmの頃のものです。
軽油の硫黄分は、噴射ポンプと噴射ノズルの潤滑のためには必要な要素であったため、低硫黄(サルファーフリー)化した現在の軽油には潤滑剤が添加されています。
㈱日食のトラックは1995年(平成7年)なので、低硫黄(サルファーフリー)化された軽油使用であっても、硫酸灰分と塩基価が高いDPF対応でない古いディーゼルエンジンオイルの方が相性が良いのかもしれません!
今回入れたオイルは、コスモ ディーゼル 流星 15W‐40 DH‐1 CF‐4
トラックの走行距離が110万キロ超えで、ピストンとシリンダーのクリアランスが大きくなっていると思われるので、10W‐30➡15W‐40に粘度を上げました。
DH1は、コモンレール・EGR(排気再循環)には対応していますが、DPFには対応していないディーゼルエンジンオイルなので、硫酸灰分と塩基価が高いです。
JXTGエネルギー ディーゼル DH‐2/CF‐4 10W‐30
動粘度 (40℃) 68.9mm2/s
動粘度(100℃) 10.5mm2/s
流 動 点 -32.5℃
塩 基 価 (塩酸法) 5.8mgKOH/g
硫酸灰 分 1.0 mass%
コスモ ディーゼル 流星 15W‐40 DH‐1 CF‐4
動粘度 (40℃) 108.2mm2/s
動粘度(100℃) 14.40mm2/s
流 動 点 -37.5℃
塩 基 価 (塩酸法) 12.2mgKOH/g
硫酸灰 分 1.93 mass%