令和3年9月24日(金)
JAたじま 村岡営農生活センターの稲葉センター長
村岡米生産組合の田中組合長
と一緒に板仕野の棚田(兵庫県美方郡香美町村岡区板仕野)を訪ねました。
板仕野の棚田(兵庫県美方郡香美町村岡区板仕野)は、標高500mの高冷地にあります。
板仕野の棚田では、コシヒカリの稲刈りが終盤に差し掛かっています。
稲の熟色を見ると、収量より食味重視で栽培していることが分かります。
板仕野の棚田米コシヒカリは、「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」で総合部門金賞 や「お米日本一コンテストinしずおか」で 最高金賞 を受けるなど、数々のコンクールで受賞実績があります。
板仕野区の棚田は、約1500万年前、まだ日本が陸続きであった頃の拡大期後期に、海にたまった泥や砂の地層の上にできており、地滑りによって山が崩れ、なだらかになった斜面を利用されています。
このような棚田は、地滑り地により土塊がかき混ぜられるお陰で、土壌中に窒素が入り込むために栄養(地力)に富み、水も豊富であると言われています。
また、斜面であり、水の管理もしやすいために稲作に適し、その結果、おいしいお米を作ることができると言われています。
特に、板仕野区の場合は、山林や渓谷から流れ出るミネラル豊富な水や昼夜の温度差を利用し、糖分に富んだ、米に粘りがある美味しい(近年は、食味日本一)のお米を生産しています。
山陰海岸ジオパーク 板仕野散策パンフより引用